リード
こんにちは、ぽまらのです。
AIエージェント勉強記 の 第1回 です。
この連載では、エージェントを 自分で作り、複数体を動かしながら 学んだことを残します。
索引記事 「AIエージェントを自分で作る — 勉強記シリーズ」 と一緒に公開しています(索引の URL は同じカテゴリ内から辿れます)。
第1回のテーマは 「AIエージェントとは何か」 です。
チャットボットとの違い、最小構成、よくある誤解、そしてこのシリーズでの 自分なりの定義 を書きます。
実装の話は 第3回以降 です。ここでは 考え方の土台 だけ置きます。
なぜ今「エージェント」を学ぶか
生成 AI は 答える のが得意です。
でも日常の仕事で欲しいのは、ときどき 決まった型で、決まった場所に、繰り返し成果物を出す 仕組みです。
- 週1でメモを振り返る
- TODO を整理する
- 次に書く記事ネタを提案する
こういう ルーティン に AI を載せたい、というのが本シリーズの動機です。
索引で紹介している 日常オペ3エージェント(週次振り返り / TODO整理 / 記事提案)が、その具体例になります。
チャットとの違い
| チャット | エージェント(本シリーズのイメージ) | |
|---|---|---|
| 目的 | その場の質問に答える | 決めた仕事 を繰り返す |
| 入力 | 都度、人がプロンプト | 仕様書 + 決まった入力(inbox 等) |
| 出力 | 会話テキスト | ファイル(md など) |
| ルール | その都度指示 | spec / prompt に固定 |
| 終了 | 会話を閉じる | 停止条件(1ファイル書いたら終了等) |
| 人間 | 質問者 | 確認者・最終判断者 |
「賢い ChatGPT」だけではエージェントにならない、というのが自分の整理です。
役割・入力・出力・ルール・人間の関与 がセットで初めて「エージェント」と呼べる、と考えています。
エージェントの最小構成(5つ)
本シリーズで使う 最小セット です。
| # | 要素 | 意味 | 日常オペでの例 |
|---|---|---|---|
| 1 | 目的 | 何のための1回か | 「当週の振り返り1枚を作る」 |
| 2 | 入力 | 何を読むか | inbox / todos / notes |
| 3 | 出力 | どこに何を書くか | weekly/YYYY-Www.md |
| 4 | ルール | spec / prompt | 推測禁止、上書き禁止 |
| 5 | 人間 | 誰が最後に決めるか | 要約の修正、記事化の判断 |
ツール(ファイル読み書き、GitHub Actions 等)は、この5つの 実行手段 です。
ツールが多いほどエージェント、というわけではありません。
よくある誤解
「全部自動」
エージェント = 人間不要、と思いがちです。
本シリーズでは 半自動 を前提にします。振り返りの 事実修正、TODO の 削除、記事の 公開 は人間が行います。
「プロンプト1発で完成」
1回の長いプロンプトより、仕様書 + 短い prompt + 同じ週次ルーティン の方が続きます。
JSON で品質を縛るハーネス の記事でも書いたように、外にルールを出す 発想が効きます。
「エージェント = 自律的に考える存在」
実際は 仕様どおりに動く処理 に近いです。
「考えているように見える」のは、LLM が文章をうまく要約しているからで、判断の最終責任は人間 側に置いた方が安全です。
「1体ですべて」
振り返り・TODO・記事提案を1プロンプトに詰めると、出力が長くなり、推測が混ざりやすいです。
だから本シリーズでは 3体に分ける 方針です(第4回で詳述)。
このシリーズでの定義(1段落)
AIエージェント とは、仕様書で役割が決まった仕事 を、決まった入力から決まった成果物 へ変換し、人間が確認する 半自動の仕組みのこと — 自分はそう呼ぶことにしました。
「会話する AI」ではなく、週次ルーティンの一部としてファイルを増やす AI です。
本シリーズの先読み(索引との対応)
索引記事に載せている 3体 を、第1回時点ではこう理解しています。
| 体 | 一言 |
|---|---|
| ① 週次振り返り | 読んで要約(破壊的操作なし) |
| ② TODO整理 | inbox を片付ける(人間が優先度判断) |
| ③ 記事提案 | 書く候補を出す(書くかは人間) |
① の spec / prompt はすでに用意済みです。
日曜 21:00 JST 頃 に週1で回す想定です(第5回)。
まとめ
- エージェント は「賢いチャット」ではなく、目的・入力・出力・ルール・人間 の5点セット
- 本シリーズは 半自動 — 最終判断は人間
- 日常オペ3体 で学ぶ(振り返り / TODO / 記事提案)
- 第2回: どんな場面で1体 vs 複数体か(活用シーン)
索引とあわせて読んでもらえると、全体像がつかみやすいです。

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